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     北 岳 】  山梨県  ▲ 3,192m 
    【 間ノ岳 】 
 山梨県  ▲ 3,189m      2000.8.9 〜 8.12


《北岳》

その名や
日本第2位の高峰というイメージ
雄々しいどっしりとした姿とは裏腹に
わたし達を出迎えてくれたのは
たくさんの可憐な花達でした。


間ノ岳より北岳を望む、左後方に見えるのは甲斐駒ケ岳

昨年《甲斐駒ケ岳》から望んだ
北岳の稜線の美しさに魅せられ、
今年は北岳に登ることにしました。


《参考図書》
 山梨の花 高山植物 山梨日日新聞社発行



 【 一日目 8月9日 】  晴れ時々曇り   白根御池小屋へ



    4:00 自宅出発   阪神高速〜名神〜中央道
   10:45 広河原着 (昼食)
   11:45 広河原発
   12:15 白根御池小屋分岐
   14:45 白根御池小屋着(山小屋泊:夕食カレー)
吊り橋を渡って登山道へ
 釣り橋を渡って登山道へ


登山口道標  生ビール最終点

「広河原山荘 生ビール最終地点
そんな看板を横目に
白根・御池小屋を目指し、登山道へ



ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
 好天。気温はかなり高いが
樹林帯を歩く今日の行程は
直射日光から逃れることが出来、
長時間のドライブで
疲れ気味の身体にはありがたい。


あしもとで
風にゆれる可憐な草花
名前知らず白い花




…… 現代の山事情 ……

今日は白根御池小屋で宿泊
旅行社のツアー登山者と一緒になる。
十数年前には
あまりなかった光景。


(まぁその頃はテント泊まりでしたか…)

ガスの中の樹林




 【 二日目 8月10日 】  晴れ  北岳山頂・間ノ岳を目指す

  

    4:30 起床
    5:20 白根御池小屋出発
    8:20 肩の小屋 (行動食)
    9:30 北岳山頂
   11:20 北岳山荘着 (昼食)
   12:20 荷を下ろし間ノ岳へ
   14:10 間ノ岳山頂  
頭痛かなりつらい
   16:20 北岳山荘着
    
19:00 ひどい頭痛・吐き気に耐え切れず診療所へ駆け込む
北岳山頂




クルマユリ
クルマユリ
シナノオドリギとサギソウ
シナノオドリギとサギソウ
キタダケトリカブト
キタダケトリカブト
名前知らずの花 御池小屋から約3時間は
急斜面の直登ルート
目覚めたばかりの身体には
かなりつらい。
早くなる息遣いと動悸を
やわらげてくれるのは
今日も可憐な花たちの微笑
名前知らずの花
ウサギギク
ウサギギク





おれ、オモロイ駄洒落思いついた!
 北岳を 見にキタダケ!!
 ワハハ〜〜 なぁ、おもろいやろう?」

肩の小屋で休憩中、
テント場からこんな子どもの声が聞こえてきた。
しょうもないしゃれで大喜びする姿に、
ふと、ご陽気な長男を思い出す。
「今ごろどうしてるかなぁ…キャンプ楽しんでるかなぁ」
テントを担いでの山登りは
荷物の量が小屋泊まりと比べて格段に多くなり、
かなり体力が必要だ。
「子ども達がもう少し成長して、
大きな荷物を背負えるようになったら
今度は家族一緒にテント泊まりで来たいね。」
そんな話をしながら
北岳山頂を目指した。
のこすは、
眺望を堪能しながらの岩場のみ。

北岳山頂まで後わずか




ヤッホー! 北岳に到着  富士山もビューティホー


北岳山頂でのパノラマ

富士山をバックに

(冨士山をバックに主人と)

いつも山に登って思うのは
「山頂で感じる風のにおいと音を連れて帰りたい」
ということ
言葉でも写真でもビデオでも…
うー−ん、伝えられない
でも逆に言えば、映像を見ただけで
そんな風を感じられることこそ
登った人の特権かもしれませんけれど。






間ノ岳より北岳を望む
左後ろは甲斐駒ケ岳

間ノ岳より望む北岳



《 ブロッケン現象 》
ブロッケン現象
間ノ岳より下山中
自分の影が、ガス(雲)に大きく映し出される
ブロッケン現象に遭遇。
太陽・人・ガスが一直線に並んだ時に起きる現象。
写真中央部の黒い部分がわたしの影
背中には後光がさしたように丸く虹ができている。




・・・・ 高山病 ・・・・

わたしは2500M以上の山に登ると大抵軽い高山病にかかる。
頭痛と吐き気が主な症状。ひどくなってくると全く食事ができなくなる。
去年甲斐駒ケ岳に行った時はだいじょうぶだったので、
「子ども産んで体質が変わったのね。」
なんて喜んでいたのだが、
どっこい今回はそうはいかなかった。
間ノ岳から下山中かなり頭痛がひどくなってきた。

何とか夜布団に入る時間までやり過ごしたものの、
夜がふけるにつけ我慢しきれず、
ザックの中から携帯酸素(常備している)を取り出し、
廊下でこっそり吸ってはみたものの全く効き目なし…
そのままでは苦しさで声を上げてしまい
他の登山客に迷惑をかけそうだったので、小屋のスタッフに声をかけた。
「それじゃ、24時間無料で診療している診療所がありますので行ってみてください。」
と言われた。
「エッ?山に診療所があるんだ…」 

小屋から歩くこと2分。
昭和大学医学部の医学生と研修医を中心に
数年前からこの場所で登山者達のサポートをしてくれている小さな診療所だ。
「ともかく安静にして、お水をたっぷりとって休んでください。何かあったらいつでもいらしてください。」
と診断してもらい、小屋へ戻った。 
頭痛自体はあまり楽にはならなかったけれど、
なにかあれば駆け込めばよいという安心感でいつの間にか眠りについてしまった。

それで症状はと言うと…
いつものことながら、標高が下がるとうそのようにケロっと元気になりました。


診療所の皆さんお世話になりました


北岳山頂より早朝の富士山

北岳山荘より早朝の富士山




 【 三日目 8月10日 】  晴れ  北岳山荘から広河原へ下山



    4:10 起床
    5:50 出発
    7:10 八本歯のコル
           
登りのハイカーと多くすれ違う
    9:20 大樺沢の雪渓の近くで小休止
           
高山病からも開放され、ラーメンが美味しい
   10:30 二俣
   12:10 白根御池小屋分岐
   12:30 広河原山荘着
   13:15 広河原発
   16:00 高遠さくらホテル(泊)
           
    
イブキトラノオと間ノ岳
イブキトラノオ 越しに間ノ岳を望む
中央赤い屋根は 北岳山荘



山に雨はツキモノ
数日間の山歩きで、
合羽をつけずにすむことは
めったにない。
今回は、
そんなめったにない山歩き


岩ひばり

(岩ひばり)
かわいい鳴き声で
軽やかな足取りで
岩間から姿をあらわす。



 白い花 》
 
山でこんなにたくさんの花たちに
出会えたのは初めて。

紫、黄色、桃色、朱色

どの花もとても愛らしい

中でも
白い花

光を集め
凛とした表情で
緑の葉の間にゆれる
白い花は

過酷な自然環境の中

その清楚さを
ひときわ強く感じた


名前白ずの花


コバノコゴメグサ
こバノコゴメ草

ミヤマナナコグサ
ミヤマナナコぐさ







ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ




ウラジロキンバイと鳳凰山

ウラジロキンバイと鳳凰山

「また、おいで」風と花がささやき、
山と空がうなづいてくれた。





… 最後に 

「今まで登った山で一番良かったのはどこ?」
もしそう聞かれたらきっと《北岳》と答えるだろう。

天候にも恵まれ、
たくさんの花たちに出迎えられた4日間。
子ども達と離れて過ごす開放感も加わり
ありきたりな言葉だが
身も心もすっきりと洗われた。

この思い出を糧に
また一年間色々がんばろうっと。

それと、デジカメの映像がイマイチで悔しい。
天気が良かったので、みな露出がオーバー気味。
もう少しうまく使えるようになりたいなぁ。

ただし、登っている時は
登ることだけで精一杯
とても撮影どころではありませんが…

まずはもっと体力をつけないとね。

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